メッセージ更新の時間です。これからはちゃんと月初めに更新出来るよう努力することにして、、、それでは始めたいと思います。 依然変わらずこのクソ暑い日本列島中、スケートスポットを探して、探して、倒して、倒されて、また前とは違う方法で倒そうと練りに練ったけど、、、でも倒されて、、、ってかんじの撮影が毎日、毎日、昼夜を問わず続いています。でもそんな最中でも、自分達のもう1つのプロジェクトは毎シーズンそんなこととは関係なく毎回やってきます。そのもう1つのプロジェクトとは、俺達のクロージングブランドのことです。「LIBE BRAND UNIVS」今回はこの「まずは自分達で着る為の服」について書こうと思います。
95年からFESNを立ち上げて同年9月に初めてのビデオを発売した。その半年後の96年2月には2本目のビデオも発売。この時は前回売上げた金をつぎ込んでパッケージやらスタジオ代やらに突っ込めた。それから約1年掛けて日本中を撮影して回り、映像を溜めた。途中車の免許もゲットしたから行動範囲も格段に拡がった。97年2月に完成したビデオは多分今の自分の基礎を作ったものだ。その年の5月、今回触れる「まずは自分達で着る為の服」を作り始めた。
ブランドネーム「LIBE BRAND UNIVS」(当初はLIBEだけを名乗っていた)の語源は「生」という意味の「LIVE」と鼓動のような言葉以外での物の伝わり方を意味する「VIBE」をミックスした造語だった。その後付けで「LIBERATION」という「解放」を意味することが自分のブランドネームに含まれていたことも知り、何か絶対的なものを当時感じたのを今も良く覚えている。子供の頃の俺は自身でもよく海外のスケートブランドや、アメリカの古着を好んで着てた。単なるどこにでもいるキッズだったからね。外国のスケートビデオに出てくる大好きなスケーターの格好を真似てた時期ももちろんあった。その昔にパンクキッズだったときはジョニーロットンやシドの格好、キャプテンセンシブルのスタイルだって真似してた。その後だって初期パンからニューヨークハードコア、ソーシャルDからストレイにいき、サイコにいってオペレーションからスカの音楽(っていうよりスタイルだな)にはまっていき、ずーっと俺の格好は変化し続けた。初期の頃はCBGBで演奏されるアーティスト全員に影響されてCDをゲットして、SSTやら何やらのジャケットやアーティスト写真から彼らの服装を真似する時代だった。なかでも高校のときに一番影響されたスタイルが「ストレートエッジ」というスタイルだ。外見的には特に何ら変わらないハードコアスタイルだったが一番違ったものはスタイルの中のその「思想」だっ
た。反アルコール、反ドラッグ、反暴力、快楽のみのセックスを行わない。その他多くのスタイルではない、アティテュードという「姿勢」に多くのことを学ばせてもらった。未だに俺が敬愛するSE(ストレートエッジ)の発信者はその生き方を貫いてらっしゃる。その当時俺が感じたことは「洋服を身に纏うということの本質は単なるスタイルであって、その人間を示すアティテュードではない」んじゃないかってことだった。だけどそんなことを思いつつも、それ以降も俺は多くの音楽やスタイラーから多くの影響を貰って洋服と付き合ってきた。現在俺は31歳。俺の(俺達の)スタイルの典型である「LIBE BRAND UNIVS」は創設から今年で10年。人間に置き換えればまだガキの10歳やそこいらだ。まだまだ何も分かっているとは思えないが「まずは自分達で着る為の服」という初心は変わってはいない。色々なものの真似をして格好良く見せようと頑張ってた時期はとっくの昔に終わったから、どこの奴等の真似もしない。「一人でも多くの人に、、」なんて懇願する気なんて毛頭無いから、誰にでも着易い服を作る気も無ければ、俺たちが誰かに合わせるような服作りをする気も無い。ユニクロじゃないから、表現規制が無い。規制が無いから発したいメッセージは服上で自在に斬っていく。これは俺自身の話だが、まともな世の中であって欲しいから米国産の利益主義上で作られ、帝国主義の概念で他所へ侵攻したがり、そしてそれを手助けして調子に乗ってる恥ずかしい奴等の手垢が付いた製品は極力触らないし、ブランドとして関係も持ちたくない。そしてそれを身に纏わない事で、違いを違いとして認める事が出来ずに突き進む「狂った」新世界秩序の構築に加担はしないということを意識する。それより自分達の生きる地元の興起に力を注ぎ、先頭に立って指し示し、次に繋げることを優先する。過去に俺が感じた「洋服を身に纏うということの本質は単なるスタイルであって、その人間を示すアティテュードではない」という考えは俺自身がガキだった故にしていた間違いだ。服を作る以前の俺がそう思ってしまった「その時」からの勘違いだ。「LIBE BRAND UNIVS」。人に例えるならば若干10歳くらいの、若く、食欲旺盛で、発育途上で、未熟な奴だ。無知で、ガキだがマジな服だ。しかしそれが故、恐れを知らずに突き進もうとする俺の(俺達の)作る服達は、それを着ている人間のアティテュードを示すもの以外に他ならない。着る人間自身の姿勢や態度を示すもの以外に他ならない。「まずは自分達で着る為の服」という初心を忘れずに、そこで必要なものを掲げ、己を知り、そしてそれを維持し、発展させようと試みるプロジェクト。それは一生涯やり続ける事に本当の意味がある。くだらない煽りに左右されず、芯を太く、幹を太くして、そしていつか小さな花を咲かす。
9月初旬の4,5,6日と「LIBE BRAND UNIVS」は秋冬モノの展示会をやります。10月発売のカタログ雑誌「ollie Ex」にもカタログが掲載されます。「出来るだけ多くの人に見てもらえるように」という希望は持っていますが懇願はしません。このウェブ上でも展示会の速報をリポートします。近くにいる友達やこれからの友達、実際会って話すことは減った昔の友達も、何年も会ってない友達に、19年ぶりに最近会った俺の友達(お前は何にも変わってなかったな)。4,5,6日はそれぞれ遊び
に来てくれよ。何せ俺達が作る服だ。ヤバイに決まってるだろ?本当にヤバイかどうかは確かめに来い。
それではまた来月。
2007.9.1
FESN代表
森田貴宏
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